かすみ日記

関弁連のお仕事

投稿日:2006/09/26/ | カテゴリー:日記

弁護士 根岸清一 
 
本年度、私は関弁連の副理事長に就任しております。
関弁連は、正式名称を関東弁護士会連合会と言います。東京高等裁判所管内の弁護士会の連合会ですから、1都6県の関東地方の外に、山梨・長野・新潟・静岡の4県も管轄しております。
結局管内弁護士会は、1都10県で、東京には3つの弁護士会がありますから、全部で13弁護士会になります。
関弁連管内の所属弁護士数は、約1万3000名にのぼり、日本中の弁護士の6割以上が所属するマンモス連合会です。
関弁連の活動は、主に毎月1回の常務理事会を中心として、管内弁護士会の連絡調整を行うことの外に、弁護士任官の推薦母体となったり、弁護士研修の主催や弁護士偏在問題の解消活動等、様々な活動があります。特に最重要行事として毎年1回、定期大会を開催しますが、本年は9月22日に、東京お台場日航ホテルで開催されました。
この大会は、今迄は東京都を除く10県の弁護士会が、10年に1回ずつ担当会となって開催することが恒例となっていましたが、本年から東京の3弁護士会も大会の担当会となることになり、13年に1回ずつ、各地で大会を開くことになりました。ですから、今年は関弁連にとって画期的な年となりました。
本年の大会は、午前中は「大規模災害に備える」をテーマにシンポジウムを開催し、午後に大会、夜に懇親パーティーを挙行しました。全参加者700名余という大規模な会合となりました。

 
私の副理事長という職は、理事長を補佐して、関弁連の諸活動が円滑に行われるよう配慮することに尽きますが、理事長が対外的な代表活動を処理することに対し、対内的な事務処理全般に目配りをすることとになります。
特に本年度前半は、10月2日からの法テラスの開業に向け、管内全弁護士会が遺漏なく活動を開始できるよう、準備をすることが活動の中心になりました。法テラスというのは、主に刑事事件の国選弁護士の割当てと民事法律扶助事業を実施する機関として新しく発足したものですが、全くの新しい機関の発足ですから、その実施方法についてギリギリまで調整がなされました。
その間、6月には管内全弁護士会を訪問して全弁護士会の実情を把握し、7月以降からは北海道から九州まで、全国8弁護士会連合会の各大会に出席するなど、出張が多くなりました。その分事務所を留守にすることが多く、クライアントの方にはご迷惑をお掛けしたかも知れませんが、本年度1年間のことですので、ご容赦下さい。

 
本年度から、ロースクールを卒業した学生が受験する新司法試験も始まり、これから大量の弁護士が毎年誕生することになります。その為本年度から司法修習生も大量増員となり、管内各弁護士会においても、この実施方法に苦慮していますので、本年度後半はこの問題の対処につき、関弁連内の連絡調整活動を行います。
量の増加が質の低下に結びつくようなことがあってはなりません。国民に対する法的サービスの質が低下しないよう、最大限の努力をしていく必要があります。
以上、関弁連のお仕事の一端をご紹介いたしました。 新しい経験であり、遣り甲斐のある仕事でもあります。残りの任期は半年ですから、精一杯頑張りたいと思いますので、ご支援のほど宜しくお願い致します。