かすみ日記

納豆汁

投稿日:2009/04/22/ | カテゴリー:日記

弁護士  齊藤則之  
 
今年も気持ちは38歳(理由はない。ただフィーリング)。これ以上の年取りお断りして10有余年。絶対的主観的信念に生きる悦び&浅ましさ。これを実践的項目的に説明すると、飲めば二日酔いも敢えて辞さずの心意気に朝食は見逃しの三振をしないこと、の2点に収斂する。ムード的には、朝はあわただしく且つしっかり、夜はゆっくり且つゆったり(自宅外で)。

 
朝と言えば、旅館の朝飯をもって止めを刺す(毎食OK&HAPPY)。家庭ではそうもいかない。ご飯に味噌汁をベースにさあぁどう組み立てるか。卵に納豆+昨夜の残りもの、焼き魚も付けば感謝感激、御代わり必至と相成る(この時期のアスパラはサラダだけで済ませるには勿体ない。厚揚げとヂュエットの味噌汁は最高)。

 
納豆は毎試合出場のスター級。掻き回すこと3分300回論が有力に主張されている(これに生卵を落としてどんぶり飯にぶっかけると吉野家の朝定食に早変りするが・・・)。
科学的には、掻きまわしても納豆菌が増えることはないと言われる(NHKの「ためして合点」だったか?)。が、お父さんは熱心に取組みます。最早確立した和の作法とも言えるこのスタイル、この風習、だれがORどこで、いつころ、考案もしくは生れたのか。私は一日も早い解明を待ち望んでいた。遂にそのときが来た。

 
某年某月、40歳代の板さん曰く、「料理の本を読みますが、納豆をかき混ぜたり、和え物にしてご飯にかけると言った調理法は見当たらない。江戸の頃は、味噌汁の実にして食していたようです。」と。答えにならない。そこで問うに、今風の食し方はいつ頃から始まったのか、所見いかん、と。板さん曰く「どうも明治になってからのようです」と。うぅーむ、すっきりしない。が、江戸の昔、納豆は味噌汁にして食べていたのか、この一点には感服。平素の研鑽、研究に敬意を表してボトル一本追加キープ6,000円。

 
ある日、古本バザールで手にした一冊の随筆集。ありました納豆の食べ方。これだあぁ、と膝を打った。題して「納豆汁」。作り方は、(1)ごぼう、大根、かぶ、人参、こんにゃく、豆腐をさいの目に小さく切り、だし汁で炊き、醤油または味噌で味付けしておいて、(2)すり鉢ですりつぶした納豆に酒を加えすり合わせ、(3)食べる直前にこれを加え、泡立ったらお椀の盛る、だけ。
納豆汁。家計不安症候群、メタボ症候群がしょうけつをきわめる現下の情勢に鑑みれば、最適かつリーズナブルこの上なしのヘルシー料理(ポークを加えて納豚汁)。
これを肴にまずビール、次いで酒に蒸留酒。〆は残りで猫まんま。感動の一汁一菜単品版。

 
久しぶりに、桜満開の鎌倉へ合同ハイキング。この日(平成21年4月6日)、携帯の歩数履歴は2万8583歩を表示した。お陰で熟睡。ベーコンエッグのアスパラ添えを四つ切パンの半切れで挟んだのにかぶりつき、ミルクティーで流し込んだ。何かもの足りず、マグロの醤油漬けを二口のご飯に乗せて昨夜の残飯整理。これが今日の朝食、納得した。