弁護士ブログ

震災法律相談 ~郡山・ビッグパレット~

投稿日:2011/05/29/ | カテゴリー:東日本大震災

23日、福島県郡山市の避難所(ビッグパレット)法律相談へ行ってきた。


郡山の駅前に震災の爪痕を見つけることはできなかったが、ビックパレットまでの道中、鳥居が倒壊した神社、看板や外壁が崩落したビルを目にし、震度6弱だったという揺れの強烈さを実感した。ビッグパレットの天井もかなりの部分が落ちており、余震による天井落下を防止するためネットが張られていた。隣の空き地では、仮設住宅の建設が急ピッチで進んでいた。


事前の情報では、相談も一巡しており、3,4件しか相談がない日もあるとのことだったが、午後1時の相談開始前に、既に相談ブースで待ち受けていた方がおられた。早速、相談を開始したが、午後3時ころまでは途切れることなく相談者が来られた。

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ビッグパレットは、主に原発事故の警戒区域内の福島県富岡町、川内村の方々の避難先である。したがって、原発関連の賠償問題、労働問題等に関する相談が約半数を占めた。また、ビッグパレットで無料法律相談をやっていることが周知されてきたためか、避難所だけでなく、地元郡山市内からも相談に来られた方が多かった。


午後3時ころには相談も一段落した。せっかく郡山まで来たのだからボーッとしているのももったいない。そこで、ご用聞きに廻ることにした。こちらは揃いの緑のジャンパーと「法律相談」と書いてある腕章をしているので、法律相談にやって来た弁護士であることはすぐ分かる。久し振りにタバコを買って、喫煙所でタバコを吸っていると、たわいもない世間話から始まって法律相談を持ちかけてくる方が何人かいた。法律相談ブースまでは来られなくても、何かしらの法律問題を抱えている人は多いのだ。


午後4時に法律相談は終了した。本日は13件ほどの相談があり、喫煙所など相談ブース以外での相談も含めれば、5名の弁護士で20件弱の相談を受けた。大変な境遇にあるにもかかわらず、相談を終えた後、「気持ちが明るくなりました」、「もっと早く相談に行けばよかった。ぜひまた相談に来たい」などと仰って頂いた。少しでもお役に立つことができたのであれば、弁護士冥利に尽きるというものだ。

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 相談終了で一息ついたところ

 

 

 

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 駅でおみやげに郡山の地酒を買った。帰りの新幹線で一杯やっていると、田植えを終えたばかりの田園風景が車窓に広がった。みんなで力を合わせ、無事実りの秋を迎えたい、心からそう思った。